今から12年ぐらい前に、どこからともなく知ったその名前。 最初は全日空 ANA のデラックスホテルだと思い込み、なんとなく憧れていたホテル。。 「ANA MANDARA RESORT (アナマンダラリゾート・ニャチャン)」。 今でこそ、もっと高級なホテルがいくつも出来てはいるが、 それでも、不動の人気を誇っていることは間違いない。 そんなアナマンダラリゾートが世界遺産都市・フエに出来ると聞いた。 呼んでいる。ホテルが呼んでいる。。。 気がした。。。 だから、一目見るために、フエに行くことにした。 さぁ、弾丸旅行の始まり。
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成田発
≪ベトナム好きスタッフが選ぶ「美しい古都周遊プラン第1位」の3大世界遺産を巡るベトナム中部の旅5日間≫ランタンが美しい古都ホイアン・歴史を感じる古都フエ・聖地ミーソン遺跡★全8食付/日本語ガイド同行
日数:5日間
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1日目。
成田出発はANA931便、成田発17:55。
ANAも24時間前から携帯やパソコンからWEBチェックインが可能になっているので、自宅でチェックイン完了。
搭乗券も自宅のプリンターから印刷。預け荷物がない場合は、これでチェックイン完了。カウンターへ行く必要もない。空港へは1時間前にでも到着していれば、なんの問題もない。
順番が逆になったが、次は空港への行き方を決める。
自宅や会社から成田へ行く場合、日暮里というのはどうもアクセスが悪く、普段は京成線はほとんど使わないのが、座席が広くて快適という前評判を聞いていたので、7月に開通したばかりのスカイアクセスに乗ってみることにした。
(鉄道ヲタクとしての興味も少しプラス。。。)
そうと決まれば、こちらも携帯で座席予約完了。特急券はチケットレス&乗車券はSuica を利用。紙の印刷物はなんもなし。すべてが携帯の中。(写真 左)
なんか、すっごくエコ。
人には厳しいが、地球には優しい。
14:40 自宅を出発。
私鉄、山の手線と乗り継ぎ、日暮里へ。
スカイアクセス線は確かに快適。
座席は飛行機で言うとビジネスクラス並みの広さで足ものびのび。(写真 中)
全座席に電源コンセントもあり、忘れていたデジカメや携帯の充電もここで行う。
日暮里から成田まではわずかに40分弱で、時間だけで言うと、成田は羽田に比べて遠いと言うのは必ずしも当たってはいない。急速充電する時間もなかった。
16:40 成田着。出発のだいたい1時間前。
搭乗迄の30分足らずの時間は、ANA ビジネスラウンジへ。
飛行機はエコノミークラスでも、マイレージのおかげで、ラウンジをいつも利用させて頂く。
ちなみに、最近は、My choice というサービスで5,000円でラウンジを利用することも可能になっている。(要:事前予約)
会社のメールチェックなんぞをしながら、ここへ来るといつも頼むのが「かきあげそば」と「お稲荷さん」。(写真 右)
生ビールサーバーのビールも飲み放題で、ついつい飲みすぎる。
これがいつもの出発前。
今日も飛行機に乗る前に、ほろ酔い気分で、お腹が一杯。
17:55 ANA931便にて、成田発。
既に、相当酔っていたが、またビールを頂く。
日系の航空会社はお酒が無料で飲めるのがうれしい。
しかもエビスビールや、プレミアモルツといった、1ランク上のプレミアビールが積まれているので、どうしても飲んでしまう。
普通は、機内食を撮るのだろうが、あとで整理したら、ビールの写真しか撮っていないかった。(写真右)
禁煙には成功したが、酒断ちは絶対にできないかな。。
機内では、ケイブマンというちゃちなテレビゲームに結構はまってしまった。
21:55 気流の影響だろうか、予定よりも早くホーチミン到着。
9月15日より既に入国カードや税関申告書がすべて廃止されていたため、入国はいたって簡単。パスポートと帰りの航空券(Eチケット控え)だけを見せて、あさっり入国。預け荷物もないため、飛行機到着の5分後には、蒸し暑いホーチミンの街へ降り立っていた。
空港には、現地のガイドのマイさんが迎えに来てくれていた。今年の1月にホイアンへ弾丸旅行した時と同じガイドさん。
会ったそうそう「お久しぶりです。年取りましたね。」で、テンションダウン。
前に会ってから、8ケ月しか経ってない。
「日本人にはそういうことを言ってはいけないんだよ。」と顔はニコニコ、心は泣いて、日本人へのタブー言葉を伝授。
そうこうしている間に、宿泊ホテルに到着。
ここで、今回の、というかいつも飲んだくれ旅をご一緒してくれるMさんとKさんと合流。
今回は、空港から10分ほどにある「モーベンピックホテル」に滞在。
1年近く、全館を閉めて大々的にリノベーションをしていたが、今年の7月に再オープン。
おしゃれで大人向けのデザイナーズホテルのように生まれ変わった。
ロービー周りはすっきりしていて、余分なものは何もない。白を基調にしていて、とても洗練された雰囲気。(写真左)
ツインベッドでバスタブのある部屋がとても少なく、ご年配の方には不向きかもしれないが、バスタブに浸かることがない自分には問題ない。ただ、ベッドが少々小さかったかな。(写真中)
はやりのi pod ドッグとなった目覚まし時計も完備。SONY派の私としては、少々残念。(しかし、i-podもしっかり所有。)
22:30 ホテルへ荷物を置いたら、いつも連れて行ってもらう沖縄料理や「やまねこ」へ。
ここの海ブドウはいつ行っても、とにかくうまい。
今回は、しまらっきょうもうまかった。本場だと生のらっきょうにかつをぶしだが、ここのは一度炒めてある。その香ばしさがたまらない。
さらに、さらに、らふてー(豚の角煮)の味付けも最高。
もちろん、泡盛もある。今回は、久米島の久米仙を水割りで。
ベトナムの日記で、沖縄料理を説明していていいのだろうか。
食事後の残骸(写真 右)
さらに、このお店の素晴らしいところは、24時までに入店すると、追い出されることがないこと。
今回も、甘えてしまって、2時まで飲んでいただろうか。明日は、朝4時半起きなのに。。。
26:00 ホテルへ戻り、就寝。
04:45 モーニングコールで起床。
タクシーで空港へ向かい、フエ行きのフライトのチェックイン。(写真 左)
手荷物検査場で、既に搭乗案内のアナウンスがある。
しかし、検査場は結構な行列。
乗り遅れないようにと、フエ行きの乗客をどんどん列の前に送り込む空港職員。
一度許したがために、1組、もう1組、またまた1組。。。
列はたくさんあるのに、なぜか私達の列ばかり。
でも、アオザイを着た空港職員のお姉さんの、申し訳なさそうな態度がかわいくて、つい、つい、許す。
ただ、、
私たちもフエ行きなんですけれども。。。。
まぁ、なんとか手荷物検査を通り抜けたら、そのまま機内へと搭乗。時間ギリギリ。(写真 中)
06:00 VN250便にて、ホーチミン発(写真 右)
07:00 無事、フエ到着。
ホテルのロゴの入った黄色のポロシャツを着用したホテルのスタッフと車が空港でお出迎え。
車内は、アロマオイルの香りがほのかに漂い、なんともさわやかな気分に。
レモングラスの香りの冷たいおしぼりとミネラルウォーターもサービスされ、
これから宿泊するアナマンダラリゾートへの期待感を高めてくれる。
と、同時にお腹がすいてきた。
フエと言えば、「ブンボーフエ」という麺が有名。ということで、
ホテルへ行く途中に、ブンボーフエのお店に立ち寄ってもらう。
エアコンもなく、子供のおままごとに使うようなプラスティックの椅子が並ぶ、
完全にローカルのお店。
それでも、ガイドブックには必ず載っている人気店「ブンボーフエ」。(写真 左)
店名も、料理そのまんまの名。
わかりやすくていいが、逆にわかりづらいくはないだろうか。。。
ブンボーフエは、フォーと同じ米粉ながら太くて丸い麺に、肉やすり身のだんごが豪快にのった、言わばフエの郷土料理。ピリカラが特徴。
この店のブンボーフエも大満足。食欲が進む辛さがたまらない。
こんな店でも、ガイドブックに載っている理由がわかった。(写真 中)
さて、アナマンダラへと向かう。フエ市内からは30分弱。
その間に、ふと頭をよぎる、
ホームページで見た 「2010.OCTBER OPEN」 の文字。
A「まぁ、予約を受けてくれたんだから、開いていないことはないだろうね。」
A「でも、プールに水が入ってなかったりして。(苦笑)」
A「そしたら、行く意味ねぇ~。」
M「ちなみに、水着持ってきてますよね?」
K「いえ。。。フエに行くっていうから、遺跡とか見るんだと思ってました。」
A&M「えーーーーー。
水着買いましょう。。」
急遽、スポーツ洋品店立ち寄り。(写真 右)
ちなみに、車やドライバーさんはホテルのスタッフで、ガイドでもなんでもない。
それが、腹減った、水着買いたい、というわがままに、
嫌な顔をせず、つきあってくれる。
他にお客さんがいなかったのもあるだろうが、臨機応変さが実に心地よい。
08:30 アナマンダラ・フエに無事到着。
少し階段を上り、2階部分につくられたロビーへ着くと、心地よい海風に迎えられる。
オープンスペースのロービー正面には、水をはった池越しに、フエの海が一望。
このロビー周りは、
ニャチャンのアナマンダラの雰囲気にそっくりだが、
少し高台にして、海が眺められるようにしている分、ニャチャンのアナマンダラよりも、更にリゾート感がアップしている。
オーナーのアナマンダラに対する思い入れをひしひしと感じた。
08:45 チェックインを済ませて、客室へ
ん?!?
プールに水が、、、、、ない。
工事中。。
プールサイドでビール片手に読書にふける計画がこの時点でとん挫。
08:46 ビーチビラへ
今回、宿泊したのはビーチビラ。自然への気遣いが要所、要所に感じられるナチュラルテイストの客室。(写真 右)
結局のところ、まだテクニカルオープンということで、一般のお客様より、ひと足早く、まだ整備中のホテルに宿泊させて頂いた、ということだった。
ビーチヴィラの客室。ベッドルーム。(写真 左)
ターンダウン時には、スィーツがこっそり置かれる。
ビーチヴィラの客室。リビングスペース。(写真 中)
ここだけで十分に寝れるほどの広さのソファ。
ビーチヴィラのテラス。(写真 右)
日光浴の出来るベッドタイプのものと、読書が出来るデッキタイプのもの2種類のデッキチェアー。
ビーチヴィラのバスルーム。(写真 左)
石鹸やシャンプーはすべて陶器に入れられたナチュラル仕様。
ビーチヴィラのバスルーム。(写真 中)
室内のレインフォレストタイプのシャワーブースの他に、アウトドアシャワーがある。心地よい日差しと竹の植え込みが落ち着いた色彩を作り出す。
ビーチヴィラのバスタブ。(写真 右)
優雅な猫足型のバスタブは、他のホテルでもめずらしい。
スパの全景。(写真 左)
施術室6室とジム、美容院、フットマッサージルームがある。
スパルーム。(写真 中)
全室、カップルルームで、アウトドアジャクジーを完備。
スパルームのアウトドアジャクジー。(写真 右)
12:00 何もしなくてもお腹はすくもので、フエの町へ出かけ、食事をとることに。
このメンバーで食事をするときは、だいたい イタリアン となる。
なぜかはわからないが、私が、そう主張する。
ただ、
他のメンバーも、たいがい、
いいねぇ~と乗ってくる。
ありがたい。
と、いうことで、
フエ市内のイタリアンレストランを「地●の歩●方」で調べそこへ向かう。
タクシーでだいたい25分。15万ドン=約800円
A「地図で言うと、確かにこのあたりに、、。でもないなぁ~」
K「ちょっと、向こうまで見てきますよ。」
M「番地で探してごらんよ、何番地なの?」
A「7番地ですね。」
M「ここが15番地だから、行き過ぎてるよ」
A「そっか。。戻りましょう! えっと、14番地、13番地、・・ 10、9、・・・8、」
A「7番地。
ありますけど、建物がない。。。」
(汗)
13:10 しょうがなく、途中で見つけた「リトルイタリー」という名のレストランへ。
イタリアンをあきらめないところは、自分でもすごいと思う。
でも、リゾットすらなく、
えびフライトといかフライに満足して、アナマンダラへと戻る。
「リトルイタリー」って、
イタリアン料理のレストランじゃなくて、
小さなイタリア人がやってるレストランなんじゃねぇ~の!?
口には出さないが、、、そんなもどかしさ。。。
アナマンダラに戻った後は、
波の高い海での海水浴をするK、(フエの海 写真 右)
昼寝をしていたA、
Mが何をしていたかはわからないが、
たぶんメールで仕事をしていたのだろう。。。
こうしてプールサイドでまったり過ごすことなく、
消化不良のまま、時が過ぎて行った。
19:00 まぁ、それぞれに時間を過ごし、アナマンダラのセールスの方との夕食
ここでもカルボナーラを頼む。
昼食ったのに。
で、ピザを頼むK。
結局、またイタリアン。
アナマンダラは日本料理も取り入れていて、
餃子や、とんかつ、コロッケなどのメニューがある。
チキンのサテなどは、ピーナッツソースで、インドネシアやマレーシアの本場の味。
ワールドワイドな食事が楽しめる。
お酒も入ってきたところで、
ホテルのセールスにプールに入りたいことをアピール。
プライベートプールを持つビラも現在メンテナンス中で、
宿泊客は入れずに、客室やプールの設備を点検していたようだが、
翌日、利用できないかどうか確認してくれることに。
23:00 レストランでの会食を終えて自室へ戻る。
自室で飲みなおし。
赤ワイン、白ワインをそれぞれ2本づつホテルより頂いた。
日本から持ってきたさまぁ~ずのライブビデオで盛り上がる。
このライブビデオ、ケニア、タイ、オランダ、沖縄、中国、ベトナムと私と世界を共にしている、かけがえのないグッズ。
26:00頃 就寝
ホテルのレストランにて朝食。
ベトナム料理、コンチネンタル、日本食、など、数種類ある中から希望の朝食をチョイスする。
日本食の朝食(写真 右)
おしゃれに盛りつけられているが微妙。ごはんは酢飯、卵はポーチドエッグ。
これは、改良の余地あり、か。
ホテルの計らいで、プールビラのプールを利用できることとなった。
朝食時には猛烈なスコールに見舞われたが、
晴れ間も出てきたところで、
昨日飲み残したワインを両手に、プールビラへ移動。
しばらく、スイミングを楽しんだり、
デッキで読書や昼寝を楽しむが、
またまた雨が降り出し、撤収。
プールビラは1ベッドルームの母屋と、
離れにもベッドルームを持つ2ベッドルームタイプの客室で、
大きなプライベートのスイミングプールが特徴。
プールヴィラのリビングルーム。(写真 左)
プールヴィラのベッドルーム。(写真 中)
ビーチヴィラのバスルーム。(写真 右)
アナマンダラの周辺にはレストランやショップはないので、
昼食もホテル内のレストランで取ることに。
餃子、コロッケなどの日本食をいくつか頼んでみたが、
見た目は奇をてらったところがなく、
味も慣れ親しんでいるものと変わらず、
美味しく頂く。(写真 左)
で、あいかわらずのピザ。(写真 中)
タンドリーチキンの香りと味がしっかり出ていて美味しい。
そして、ランチ一押しは、Teriyaki Chikin 。(写真 右)
皮の表面が香ばしく焼きあげられてパリパリ。
一方、お肉の方はジューシーで、まるで北京ダック。
ワインは昨日からのものを飲んでいたので、
お会計も良心的な金額。(ゲームで勝って、Kのおごり)
昼食後は、ホテルの別の種類の客室を見せてもらい、
そのままフエの空港へ。
早くも帰国モードへ突入。
16:55 フエ発、ホーチミンへ。
18:15 ホーチミン着。
成田迄の帰国便の出発は23:55.5時間半ほど時間があるので、
お気に入りの場所へ。
というか、
お気に入りの場所へ行くために、1本早いフライトでホーチミンへやってきた。
ホーチミンに来たら、沖縄料理やと共に必ず訪れるところ、
それが、この焼き鳥や。
車のガレッジのような場所に、竹で編んだ背丈の低い机と椅子が置かれていて、
トレイは、このお店とつながっている住居の台所を通り抜けていく。
ドライバーも場所も知らなかったほど、なかなか、ローカルなお店。
それでも、地元の人たちと、日本の会社の駐在員がほぼ半々。
19時頃には、10組ほど座れる店内はほぼ、ほぼ満席だ。
塩加減が絶妙の焼き鳥は、脂もしっかりのっている。
とにかくうまい。
そして、かなり小ぶりなので、何本でいけてしまう。
チーズ巻き、インゲン巻き、イカしそなどの巻物系の種類も豊富。
また、ツナ入りのおにぎりもうまい。
さらに、メニューは日本語。
この日は3人で60本、ビール9本で、お会計 約2,700円!
この料金がまたたまらく優しい。
ここに来るためだけに、フエの滞在時間を短くしてまでやってきた。
そして、心も体も満足して、ベトナムを後にすることに。
21:30 ホーチミン空港へ戻りフライトのチェックイン。
行きと同じように、既にインターネットでチェックインは済ませているので、
希望の座席も確保済み。
チェックインといっても、搭乗券を受け取るために、カウンターへ立ち寄るだけ。
便利なこと、この上ない。
ラウンジで、日本の新聞などを少し読むぐらいで、すぐに搭乗開始。
23:55 ANA932便にて、成田へ
成田到着。
実質、2日と半日。あっという間の弾丸旅行。
あいかわらず、食べて、飲んでいる。
これで、体重が増えない訳がない。。
さぁ、またダイエットだ。