ザグレブでのお仕事であるワークショップが終わり、残りあと2日となったクロアチア滞在で絶対に訪れたい場所のひとつがユネスコの世界遺産でもあるプリトヴィッツェ湖群国立公園! プリトヴィッツェ湖群国立公園は、1979年にユネスク世界遺産に登録されて、大小切り立った峡谷に16の湖と92ケ所の滝が点在している公園です。 この公園一帯は1億3500万年~6600万年前に造られた石灰岩地域でエメラルドグリーンの湖群は石灰華によって造り出されるもので川の水は高濃度の炭酸カルシウムを含んでいます。 また湖を取り巻く森林地帯には、ヒグマやオオカミなどの稀少動物や、126種類の鳥類が棲息しています。 ザグレブからのアクセスは長距離バスのみであり、約1時間45分~2時間30分、1日12便運航しています。夏は大変人気の観光エリアのため、希望時間がある際はバスは早めに購入することをお勧めします。 それではさっそく人気のマイナスイオンたっぷりのエメラルドとコバルトブルーの美しい湖や深い森の中を探索し、ご紹介します。
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ザグレブからプリトヴィッツェまでは、あっという間に到着します。
プリトヴィッツェへの移動中、コラナ川を横に見ながら移動できるため、移動中も素晴らしい景色に興奮の嵐です。
今回、私はザグレブ観光局さんの専用車でプリトヴィッツェまで移動したため、ドランバーさんのお勧めコラナ川のビュースポットで写真撮らせていただきました。
可愛い小さな町に美しく静かに流れる滝は、素晴らしいの一言でした。
ちょうどラフティングの試合日のようで、たくさんのラフティング大会の参加者で道路はいっぱいでした!
(写真:左・中央)美しいコラナ川の景色
(写真:右)ラフティングに参加する人たち
プリトヴィッツェ湖群国立公園には、2つの入口があります。
バス停に近く、プリトヴィッツェ内で宿泊される方は、必ず入口2で降りますしょう!宿泊予定の方は、入口2で下車しないと、でこぼこ道を30分程度スーツケースを持ったまま、歩くことになりますので注意してくださいね!
入口1.2ともにインフォメーションがあり、チケットの販売や荷物預かり所や売店があります。またその日にプリトヴィッツェから出発されるバスの時刻表も貼り出されているので、確認しましょう!
公園内入場チケットには、簡単な地図と主要時間別のモデルコースが明記されています。モデルコースはアルファベットで書かれ公園内の道しるべも各コースの順路がわかるようになっていて大変便利です。
またより詳細な地図も売店で販売しているので、ご希望であれば購入してみてください。
(写真:左)ここは入口1です
(写真:中央)インフォメーション
(写真:右)バスの時刻表です。これはスプリット行きです。
園内は大変広い!!!
そのため、徒歩以外の交通手段として電動バスと遊覧船があります。
これらは入園チケットを持っていれば、誰でも無料で乗車できるので、大変嬉しいです。
(写真:左)インフォメーション内の地図
(写真:中央)さあ、出発です。公園内入り口。
(写真:右)モデルコースのルートはこんな感じ!どれにします?
やはり滝や湖を観賞するのはもちろん楽しいですが、豊かな森の中のハイキングコースを歩くのはもっと楽しいでしょう!
春夏秋冬でそれぞれ異なる顔を見せてくれそうなハイキングコースは、プリトヴィッツェならではでしょう!
また公園内は世界遺産だけあって禁止事項も多いですので、注意してくださいね。
(写真:左)さっそく素晴らしい滝の絶景が目の前に広がりました
(写真:中央)自然っていいなと思い、空とたくさんの木をパシャリ
(写真:右) こんなデコボコ道はトランク持って移動は厳しいですよね
やはり4月は、ちょっと寒いです。
おそらく朝10時ごろですが気温は10度あるかないかだったと思います。
そのため雪がまだ溶けていないところがちらほらと・・・。
でもそれも素敵な景色の一部でしょう!
(写真:左)ちょっと雪が残っています
(写真:右)かわいい小さな黄色いお花は、色々なところで発見しました
プリトヴィッツェ公園内の有名な写真スポットには、しばしばエメラルドグリーンに輝く石灰棚と滝を上から撮ったショットが多いですよね。
私もその絶景を見たくて、訪れたうちの一人です。
そんな絶景はハイキングをしていると何度も見ることが出来ました。
本当に素晴らしく自然の凄さを目の当たりにしまして、涙が出てきそうになりました。
(写真)湖畔の地形は、上から見ると分かりやすいでしょう
公園内はとにかく、歩きます。
公園内はトレイルが整備されていますが、湖岸は舗装されていないのでスボンにスニーカーは必須です。また公園内の売店も数か所しかないため、入口付近で水を購入しておくことをお勧めします。
(写真:左)看板発見!これで迷子にはなりません!
(写真:中央)やっと道らしい道が出てきました
(写真:右)魚いるかな!?
今回は大変水圧が上がっていて、通常ルートがいけないとドライバーさんから教えてもらい、入口1から下湖群の上を歩きながらコジャック湖まで行きました。
コジャック湖には電動ボードが運行されていますので、ルート的にはP3からP2であり15分位でブルゲッティに到着します。
コジャック湖は園内最大の湖で 全長2.3㎞、深さ最大46mあり、もともと異なる2つの湖が時を経て1つになったようです。
コジャック湖の発着所は「ピクニック」と呼ばれ、ここにはトイレや売店もありますし、簡単な食事などもできます。また夏はBBQも出来るスペースがありました!
(写真:左)売店はこちら
(写真:中央)ボート乗り場
(写真:右)ボート内はこんな感じです
わずか15分程度の遊覧船ですが、静かな湖をゆっくり眺めることが出来るので最高です。
優雅にカモと魚が気持ち良さそうに泳いでいます。
(写真:左)カモと・・・よく見ると魚がいる写真なんです
(写真:中央)ボートからの景色
(写真:右)ブルゲッティに到着!
さぁ、次は上湖群の探索です!
ブルゲッティは小さく浅い湖が集中したエリアであり、石灰華の堰堤があちらこちらで見えます。
また登り道のトレイルが、ここからはアスレチックのようなところが多くなるので頑張りましょう!
(写真:左)到着を喜んで一枚撮ってみました!
(写真:中央)登り道のトレイル
(写真:右)滝の上にも道があります
(写真)苔むした湖と美しい植物の素晴らしいコントラストが見事でしょう!!!
ここでは観光客がたくさん見かけしました。
しかし歩いていると時折ふっと1人っきりになったりしますので、自由に写真が撮れます。
(写真:左)大きい木がたくさんあります
(写真:中央)可愛い小さいピンクのお花を発見
(写真:右)魚をようやく上手に撮ることが出来ました(涙)
上湖群は、本当に歩いていると大小のたくさんの滝が見られます。
マイナスイオンをいっぱい吸い、感じましょう!
(写真:左)滝の真横を通りますので、水がちょっとかかります
(写真:中央)大きな滝は迫力大!
(写真:右)ST3のバス停へ向かう道
さてさて電動ボートの次は、電動バスに乗ってラクラクと戻りましょう♪
公園内のST1-ST2-ST3のそれぞれの間を電動バスが運行しています。
もちろんボート同様に入園料を払っていれば無料ですので、絶対に効率的にまわるには電動バスやボートを使う方がベターでしょう!
(写真:左)このバスに乗車しますよ
(写真:中央)カワイイプリトヴィッツェ公園のマークかな?
(写真:右)バスからの景色
ST3からST2を通り、ST1で下車しました。
ST2はプリトヴィッツェ公園内で宿泊する方が、下車します。
ST1は入口1に最も近いバス降り場ですが、それではちょっと入口1までは歩きました。
ST1近くには・・・
世界的オペラ歌手が愛した「ミルカ・トルニナ滝」があります。澄みきったエメラルドグリーンのミラノヴァツ湖からカヴァノヴァツ湖へ階段状に流れ落ちるとても美しい滝です。
(写真:左)ミルカ滝付近の記念碑
(写真:中央・右)階段上に流れる美しい滝
また入口1へ帰り道も上からの湖群の地形を見ながらいけます。
意外と私は一周6時間コースを2~3時間で行けてしまいました・・・まぁ時間が無かったので急ぎ足をしていたので。。。
(写真:左・中央)美しい湖のハイキングルートでした
(写真:右)入口1到着。
午前中にハイキングをして、美味しいランチタイム♪
お勧めレストランが入口1近くの『リチェカ・クーチャ(Licka kuca)』です。
「リカ地方の家」という店名であり、プリトヴィッツェ名物のマスのグリルなど郷土料理が食べれます。
どのガイドブックにもプリトヴィッツェの食事はマスのグリルと明記されていたのをチェックしていたので、早速食してみました。
新鮮な塩焼きのマスは、程よい塩加減でとっても美味しいかったし、ここで出されたクリームチーズ添えのパンもとっても美味しいんです♪
是非、皆さまランチに来てみてください。
(写真:左)レストラン入口
(写真:中央)店内は、炭火焼きをしているシェフの姿が生で見れます
(写真:右)マスのグリル
それでは、ランチを食べて次はスプリットへ移動します。
バス停はレストランから近いのですが、乗り遅れないようにしましょう!
入口1のバス停は迎え合わせに2つあります。どっちで待てば良いかわからない場合は黄色い看板で方向を示していたので安心です。
バスはかなり遅れたり、早く到着したりするようです。
余裕をみて出発の30分前からバス停にスタンバイしたほうがようでしょう。
また夏のバス移動は、大変人気で混雑していて希望時間に乗車できないことも、しばしばとのことです。
そのためプリトヴィッツェでは余裕のある行程を組むことをお勧めします。
是非みなさん、ゆっくり1泊してプリトヴィッツェ公園内を満喫しましょう!
(写真:左)バス停で一人で待つ私。予定より30分遅れでバスが到着!
(写真:中央)これが目印で、バス停を見つけましょう
(写真:右)スプリット行きのバスが到着♪