憧れのエーゲ海クルーズ。短い期間でいろいろな島に立ち寄ることができます。今回はエーゲ海ショートクルーズの中のミコノス島・クサダシ・パトモス・クレタ島・サントリーニ島をまわるルイスクルーズの「アクアマリン号」に乗船してきました。最大乗客人員は約1,168人、客室数は525室のシップです。
アテネから車で40~60分の場所にあるピレウス港のインターナショナルターミナル港からクルーズはスタートです!
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(写真左)ピレウス港を後に出航です!
(写真右) 出航後、全乗客が緊急避難訓練への参加が義務付けられています。船内にある救命胴衣を着用してデッキにできます。救命胴衣の正しい付け方などの簡単な説明がありました。
キャビンの種類は各階ごとやタイプによって約13種類に詳しくわかれています。今回は、マリーナデッキ(下から3階にあたるデッキ)のアウトサイド(外側)キャビンに宿泊しました。窓からは海が眺められるので、アウトサイドが断然おすすめです。
(写真左)ツインベッド、シャワー、洗面所、服をかけたり棚のあるスペース、机とイスがあります。
(写真中央)このキャビンはプラズマTVが備え付けてありました。
(写真右)左右にキャビンが並ぶ廊下です。キャビン番号とどのあたりだったかを覚えておかないと見つけるのも少し大変です。
広い船内には、レストランが3つあります。
<ビストロ~ビュッフェ形式>
自由席で気軽にいろいろなメニューが楽しめます。いつも一番混みあっていました。16時~17時のティータイムにはマフィンやケーキなどのデザートも食べられます。
<タベルナ~ビュッフェ形式>
デッキにあるので天気が良ければ外で気持ちよく食事ができます。
<レストラン~アラカルト形式>
前菜・メイン・デザートのメニューからチョイス。1時間前後かけてきちんとサーブしてくれます。8名のテーブルで相席となります。
レストラン営業時間内であれば、いつ、どのレストランで食べても大丈夫です。今回のクルーズでは、夕食時のテーブル予約は不要でした。
また、食事はクルーズの料金に含まれていますが、アルコール類、ミネラルウォーターなどは有料で、オーダーするとボーディングカードに加算されます。お茶類や水(水道水)などは無料です。
一番上のデッキにはプールもあり、天気が良ければ泳いだり、サンデッキで寝転ぶのも気持ち良いです。周り一面美しいエーゲ海が広がり、遠くには小さな島の景色も見えます。お昼を食べて午後以降は、次の島へ移動となりますので、その時間帯に外でゆっくり過ごすのがおすすめです。ゆったり過ごしている間に次の島に着いてしまうというのは、エーゲ海クルーズの醍醐味です。ただ、今回行った時期は少し寒くなりかけの時期でしたので、風が強い日もありました。
(写真左)レセプションデスク
レセプションには、クレジットカードの登録又は現金デポジットを預ける手続きが必要です。乗船後、ボーディングカードが有効となり、飲み物やエクスカージョン代など追加のものはカードにすべてチャージされ、まとめて精算される手続きとなります。その場でいちいちお金を払う必要がなくらくちんですね。(カジノは現金のみでの支払いとなります。)
(写真中央)ショアエクスカーションデスク
各寄港地でのエクスカージョンはこのデスクで申し込みます。私はエフェソス遺跡観光(クサダシ・約61ユーロ)、クノッソス宮殿とイラクリオンシティ観光(クレタ島・約56ユーロ)に申し込みました。他にも、聖ヨハネ修道院と黙示録教会観光(クサダシ)、ティラとイア村観光(サントリーニ島)などがありました。自力で観光することもできますが、各寄港地での滞在は短いのでエクスカージョンを利用するのも一つの手です。
(写真右)フォトショップ
乗船・下船、避難訓練の際などに、船内のカメラマンが写真を撮り、撮られた写真はすべて貼られるので、希望であれば購入することができます。
広い船内には、お土産屋さんやブティック、フィットネスセンター、バスケットコート、卓球台、カジノ、美容室、図書室、医務室などの施設が備えられています。
ミコノス島へは乗船日の夕方18時頃に到着します。ニューポートという港に停泊したので、船がだすシャトルバス(往復1人8ユーロ)に順次乗り込み、5分程でミコノス島の中心、ミコノスタウンに到着します。(波の状況によってはテンダボートに乗り換えて下船する場合もあるそうです。)
だんだんと日の入りが早くなってきた時期でしたが、夕日が沈むところを見ることができました。
ミコノスタウンの中は小さな石畳が続く迷路のようになっていて、まっ白なかわいい風景やお店を見るたびに、ついカメラのシャッターを押してしまいます。エーゲ海の島は数多くありますが、ミコノスタウンのかわいらしい魅力は他の島には変えられません。
遅くまでお店は営業していますので、お土産も買えますし、レストランでシーフードを楽しむのもおすすめです。本当に迷ってしまうといけないので、路地に入りすぎにはご注意です。
最終のシャトルバスは、22時頃まででしたが、遅くまでいると船のレストランが閉まってしまうので、早めにボートに戻りました。シャトルバスは定期的に運航されています。
パトモス島は、小さな山がちの島で、町には白い立方体の家が立ち並んでいます。
世界遺産となっている聖ヨハネ修道院、聖ヨハネの黙示録の洞窟があり、キリスト教徒にとっては巡礼の地。使徒ヨハネはこの島で黙示録を執筆し、11世紀に彼を記念して設立された修道院はギリシャ正教会の中心地となっています。
町の中心、スカラには、カフェ、タベルナ、お土産屋さんが並びます。土曜日ということもありお店も営業しているので、ここでお土産を買うのもおすすめです。品数やお店の数はそこまで多くないですが、アテネなどに比べて少し料金も安かったです。
今回は観光はせず、素朴な飾りっけのない白い町並みをゆったりと歩いて過ごしたり、ぷらぷらとお買物をしたりして過ごしました。たまには、エーゲ海の島の時間をゆったり感じる、というのもおすすめです。
クサダシでは、エフェソス遺跡観光に参加しました。トルコは日本語ガイドが多いからか、クサダシのみ、ある程度の参加人数が集まれば、日本語ガイドが案内してくれます。
クサダシの港からエフェソスまではバスで約30分程。その後、ガイドとともにエフェソス遺跡を約1時間30分歩きながら観光します。
古代劇場や古代図書館はその美しさや大きさに圧巻でした。真っ青な空に遺跡がとても映えていて、これを見るだけで価値はあると思います。日本語ガイドもおもしろおかしく案内してくれるので、予備知識がなくても十分に楽しめます。
観光後は革製品のお店へ立ち寄りました。まずはリンゴティーをいただきながら、ファッションショーが始まり、最後には観客も参加。その後、お店でそれぞれ試着が可能です。約7万~10万程ですが、くしゃくしゃにしてもしわがつかないなど品質は良いものばかりでした。
クレタ島では、クノッソス宮殿&イラクリオンシティ観光へ参加しました。英語ガイドの案内となり、日本人だけでなく、ヨーロピアンと一緒になります。
港から約15分程でクノッソス宮殿に到着し、約1時間30分程ガイドとともに歩いてまわります。
クレタ島最大の見所であるクノッソス宮殿。前18~16世紀に絶頂期に達したミノア文明の宮殿跡です。ギリシャ神話ではミノス王がミノタウロスという怪物を閉じ込めた迷宮の宮殿と伝えられ、イギリスの考古学者アーサー・エヴァンズの発掘によって、実在していた宮殿であったことがわかりました。
複雑な構造の巨大な建物であった宮殿には1200以上の部屋があったと推測されています。
クノッソス宮殿観光後、島の中心のイラクリオンシティで20分程の自由行動もありました。
( 写真左)牛の壁画がある見張り台
(写真中央)王座の間
(写真右)壁画「牛の上のアクロバット」
(写真左)女王の間のイルカの絵
(写真中央)イラクリオンの町並み
(写真右)ライオン像のあるモロシニの噴水
最後の寄港地、サントリーニ島へ到着!
通常であれば、何時間かの滞在で戻り、その後アテネのピレウス港へ向けて出航するのですが、せっかくのサントリーニ島なので私は途中下船をしてサントリーニ島に宿泊します。最初の乗船の際にその旨伝えておくと、途中下船の案内書面がもらえます。荷物を早めにまとめキャビンの外に出し、ボーディングカードの最終レシートをもらい、パスポートを返却してもらいます。
最終下船の場合は、一番最後の下船になるので1時間程下船が遅くなりますが、スーツケースも運んでいただけるのでスムーズです。
サントリーニ島では、断崖絶壁にあるホテルでの滞在や、イアタウンの美しいサンセットなど、たくさんの見所がある美しい島なので、クルーズの最後に宿泊という行程がとてもおすすめです。是非クルーズに乗って、エーゲ海の島を満喫するのはいかがでしょうか?
(写真左)通常の寄港の場合は、テンダーボートに乗り換えて下船です。
(写真右)チューダーボートという小さなボートで、荷物とともに下船。