2010年にマリーナベイサンズがオープンしてから、多くの人たちが、
このホテルにある天空のインフィニティープールやカジノ,ショッピングを
楽しむためにシンガポールへ出掛けるようになった。
でも・・・・。
シンガポールの旅の楽しみはそれだけではない。
チャイナタウンやリトルインディア,アラブストリートなど、
様々な地域から移り住んでいる人々が創る街並みや文化,
美味しい食事を楽しむことが出来る。
コロニアル建築の歴史ある街並みや高層ビルの建ち並ぶ摩天楼もあれば、
郊外には広大な熱帯雨林が広がっている。
いろんな顔と引き出しを持つシンガポール。
今回の旅ではあえて、今のシンガポールのシンボルである
マリーナベイサンズへは行かずに、シンガポールの滞在を楽しんでみた。
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今回の旅の拠点をシンガポールにしたワケ。それは・・・・。
観光スポットへのアクセスの良さと、チャイナタウンの持つ魅力。
シンガポールの地下鉄、MRTのチャイナタウン駅を拠点として、
夜の食事や街歩きが楽しいクラークキーまでは1駅で、しかも歩ける距離。
ショッピングを楽しむオーチャードまでは2駅。
マリーナへ行くには乗り換えが必要だが、散歩がてら歩ける距離。
リゾートアイランド、セントーサ島への玄関口へも2駅と、
ドコへ行くにもアクセスが良い。
写真左:MRTチャイナタウン駅からの風景 旧正月の装飾が残る。
写真中:古き良きシンガポールの街並みの向こうには高層ビルがそびえる。
写真右:PS Caféはシンガポール通に教えてもらったお洒落カフェ
ホーカーズと呼ばれる屋台街は、シンガポールの人々の胃袋を満たす場所。
シンガポールのB級グルメを味わうことの出来るこの場所には、
滞在中に1度は訪れたいところ。
お昼時は、仕事中のサラリーマンたちもランチで訪れ、大変な賑わい。
中でも、シンガポールでNo,1の呼び声も高い、チキンライスの名店
『天天海南鶏店』には、長蛇の列が出来る。
写真左:マックスウェルフードセンター
写真中:行列の出来る名店『天天海南鶏店』
写真右:チキンライスは評判通りの絶品
チャイナタウンはたくさんの観光客とローカルの人々で活気のあるエリア。
土産物の値段はお店の人との交渉次第。
歩き疲れたら、巨大でキメの細かいかき氷やマッサージでひと休み。
アジアを旅している気分に浸れる楽しいひととき。
写真左:道にせり出す自己主張の強い土産物屋たち
写真中:チャイナタウン駅すぐ、味香園のかき氷は氷のキメ細やかさと、
プチプチのゼリーが美味しい。
写真右:フットマッサージは30分でSGD20前後。
日本のおおよそ半額程度で疲れをいやすことが出来る。
※価格や相場は2015年3月現在のもので、
お店やメニューにより異なります。
チャイナタウンには、1階は店舗で2階からは住居という造りの
ショップハウスという伝統的な家屋が建ち並んでいる。
そして、そのショップハウスの情緒はそのままに、内装をモダンな
デザインに改装をしたお洒落なブティックホテルがある。
古い家屋を改装しているため、お部屋やバスルームは手狭なものの、
日中はアクティブにすごし、夜はゆっくりと休みたいという
滞在スタイルにはぴったりのホテル。
写真左:道の両側がショップハウスというエリアも
写真中:ショップハウスホテルの外観
写真右:1階のレストランもお洒落に改装したホテルも
今回の旅で滞在したナウミリオラ。
ショップハウスホテルは、モノトーンカラーで統一されたホテルが多いのだが、
このホテルは明るいオレンジ色の外観で、チョット目を惹く存在。
フロントにはエスプレッソマシーンとミニバーがあって、
滞在中は、コーヒーやアイス,お菓子が無料という、
ゲストのテンションを上げるサービス。
フロントでタクシーを頼んだところ、スタッフが自ら路上に立ち、
タクシーを呼んでくれたり、心温まるおもてなしも嬉しい。
屋根裏部屋のような生活感のあるお部屋や、通りに面したベランダ付の
お部屋もあるが、お勧めはバルコニー付のお部屋。
ビール片手に滞在中の作戦を練ったり、行き交う人々を見ながら
のんびりしたりと、使い勝手が良い。
ナウミリオラはMRTアウトラムパーク駅からすぐ。
チャイナタウンへも徒歩圏内。隣にはセブンイレブンがある。
写真左:ナウミリオラはかわいらしいオレンジ色の外観
写真中:客室はちょっと手狭なもののモダンなデザイン
写真右:ビール片手にのんびり バルコニー付の客室
アフターヌーンティーは、イギリスが発祥のティータイムの習慣。
かつての宗主国であるイギリスの文化が残るシンガポールでは、
有名なホテルのレストランやカフェで、アフターヌーンティーを楽しむことが出来る。
滞在中に1度は優雅な時間も過ごしてみたい。
今回の旅では、パークロイヤルピッカリングというホテルにある
Limeというレストランのアフターヌーンティーをチョイス。
パークロイヤルピッカリングは、チャイナタウンとベイエリアの摩天楼の
ちょうど中間にある立地抜群のホテル。
モノトーンで無機質、波状のブロックを幾重にも重ねたような外観は、
都会のコンクリートジャングルを想像させるのだが、
積み上げられたブロックの上には、広大な庭園が広がっている。
高層ビルから溢れ出してこぼれてしまいそうな緑で覆われた
都会のオアシスで過ごすひととき。
エコに積極的に取り組むデザイナーズホテルが演出する
空間は、とても居心地が良い。
3段トレーで提供されるおやつには、どんどんと手が伸びるのだが、
ここはぐっとこらえて、ゆっくりと流れる時間を楽しみたい。
写真左:高層ビルとそこから溢れ出す緑が印象的な外観
写真中:レストランLime 緑がアクセント
写真右:マカロン,ケーキ,サンドウィッチの3段トレー
シンガポールは夜を迎えると、シンガポール川の川沿いが活気づく。
いろいろなカラーのネオンでライトアップされ、その光は川の水面にも
映し出され、さらに輝きを増す。
夜の食事とエンターテイメントを楽しむなら、このシンガポール川の
川沿いにあるクラークキーがお勧め。
川沿いにはたくさんのレストランやカフェが並び、ローカルの料理や
シーフード料理をはじめ、中華もアラブ系も西洋料理もあり、
世界各国の味を楽しむことが出来る。
座席も屋内だけでなく、テラス席や、川沿いならSF映画を彷彿とさせる
ような巨大な円盤の形をした傘の下なんてロケーションもある。
それぞれのレストランではエンターテイメントのショーがあって盛り上がっている。
クラークキーには、ローカルの人々が集まるクラブや外国人観光客が集まる
クラブもあって、眠らない街と化している。
川沿いやリード橋でたたずむ人々、楽しそうにお酒を呑んでいる人々も
国際色豊か。みんなが楽しそうにしている。
写真左:さまざまなネオンカラーで彩られたクラークキーの夜
写真中:川沿いではたくさんの人が思い思いに過ごしている
写真右:レストランでは歌やダンスのショータイムがある
シンガポールが楽しいのは街だけじゃない。
繁華街からタクシーに乗っておおよそ30分程度、シンガポールを覆う
熱帯雨林の中に、シンガポールZOOがある。
シンガポールまで来て動物園!?と侮ってはいけない。
動物を見せることにさまざまな工夫が施され、広大な敷地に檻はほとんどなく、
植物や水路で動物とゲストを隔て、より自然の間隔で、
動物を見ることが出来るようになっている。
希少動物や絶滅危惧種も間近で見ることが出来る。
この動物園の人気者で、野生では絶滅したといわれるホワイトタイガーだって、
間近でエサを食べる姿を見ることが出来る。
絶滅が心配されているワタボウシタマリンは、エントランスをくぐるとすぐ、
やはり手の届く距離でゲストを迎えてくれる。
写真左:熱帯雨林の中にあるシンガポールZOO
写真中:ホワイトタイガーはやっぱりカッコ良い
写真右:ワタボウシタマリンなど、珍しいサルも多い
この動物園では、いつもドコかでショータイムやエサやりの時間などの
イベントが行われている。
定番のアシカショーは、南国ならではで、観客席の前方は、
アシカに水を掛けられる席になっている。
えっ!?こんな動物も芸が出来るの?という動物のショーもある。
勇気を出して“やってみたい人~っ!”に手を挙げれば、
ショーに参加することだって出来る。
エサやりの時間は、ホワイトタイガーが肉を喰らうワイルドなシーンや、
エサをもらいにやってくるかわいらしいカワウソの姿も見ることが出来る。
有料だが、ゲストが自らキリンにエサをあげることもできる。
写真左:定番のアシカショー
写真中:エサやりの時間にエサをもらいに来たカワウソ
写真右:一足遅れ、エサをもらうことが出来なかったカワウソ
イベントが盛りだくさんのシンガポールZOOだが、
メインイベントは朝1番に行われる。
オープンと同時にエントランスをくぐり、“さぁ、どの動物から見よう”ではなく、
まずは、アーメンレストランへ。
座席を確保して、種類の豊富なビュッフェを物色。
たくさんの料理を携えて席へ戻り、食事をしていると、
ジャングルの向こうからゆっくりと大きな影が・・・・。
オランウータンだ!
ジャングルの木々や張られたロープの道をつたって
オランウータンのファミリーがやってくる。
そして、オランウータンシートに着席し、僕らと一緒になって朝食を食べる。
美味しい食事にありつけているから、ということもあるのだろうか、
いや、これが素の表情なのだろう。オランウータンたちは優しい顔で、
ゲストたちとの記念撮影に応じてくれる。
写真左:朝食を食べに現れたオランウータン
写真中:ファミリーでの来場 子供のオランウータンが可愛い
写真右:記念撮影タイムにも応じてくれる優しい“森の人”
オランウータンたちと朝食を食べることの出来るアーメンレストラン。
ビュッフェ形式で、ホテルの朝食の定番でもあるオムレツなどから、
フレンチトーストやミーゴレン、小龍包など国際色もバラエティーも豊富。
動物園のレストランのビュッフェ?
いやいや、個人的にはおかわり出来るクオリティー。
数の少なくなってきているオランウータンの紹介やフォトコーナーもある。
写真左:選択も困難!? 種類の豊富なビュッフェスタイル
写真中:特にミーゴレンは美味
写真右:オランウータンの紹介エリア
オランウータンたちとの朝食も楽しかったけど、
それと同じくらい楽しみにしていたのは、ワオキツネザル。
彼らの地元、マダガスカルへも行ったし、彼らが放し飼いになっている
台湾のホテルや、那須のモンキーパークにも行った。
シンガポールZOOでも、フラジャイルフォレストというエリアで、
ワオキツネザルは放し飼いになっていて、自由な彼らとの
コミュニケーションを楽しむことが出来る。
写真左:人間を気にすることなく自由に行動するワオキツネザル
写真中:コミュニケーションも楽しめる!?
写真右:遠くを見つめる男気のあるワオキツネザル
シンガポールの街や自然を楽しんだ後は、リゾートを満喫するためにセントーサ島へ。
なんでも、セントーサ島はアジアの最南端なんだとか。
“すごい”、“しょぼい”は置いといて、“1番○○”と言われると
行ってみたくなるのは致し方のないところ。
お世辞にも、“アジアの美しいビーチ”とは言えないが、
きれいに整備されたビーチがあって、ローカルや欧米の人たちが
思い思いに過ごしている。
サンセットタイムには、たくさんの人たちがビーチで、沖合いで行き交う
巨大なタンカーのその向こうに沈む夕陽を、
その美しい光景を共有している。
写真左:海の透明度はさておき、ビーチはきれいに整備されている
写真中:アジアの最南端はとても地味で控えめ
写真右:シンガポールのビーチで見る夕焼け
セントーサ島で滞在したのは、モーベンピックセントーサ。
セントーサ島のちょうど真ん中にあるので、ビーチへ行ったり、
テーマパークで楽しんだり、セントーサ島をくまなく楽しみたい
という場合には便利な立地のホテル。
モノレールのインビア駅の目の前という立地の良さ。
真っ白なコロニアルテイストのおしゃれな外観。
客室は広く快適で、落ち着いた大人の雰囲気が感じられる。
ホテルの向かいには、巨大なマーライオンがいて、
夜になると目から鋭い閃光を放つ。
写真左:モーベンピックセントーサは真っ白なコロニアル建築の外観
写真中:客室は広く快適で落ち着いた大人の雰囲気
写真右:ホテルの向かいにそびえる巨大なマーライオン
セントーサ島にあるユニバーサルスタジオシンガポール。
カジノや世界最大規模の水族館,ホテルなどが集結した
リゾートワールドの一角にある。
ユニバーサルスタジオシンガポールは、とってもコンパクト。
さらに平日であれば、人気のアトラクションも5-30分程度の待ち時間なので、
ゆっくり見ても半日あれば、充分に楽しむことが出来る。
園内はいくつかのエリアに分かれている。
エントランスをくぐるとそこは別世界。ハリウッドの街並みが現れる。
そして、ここにはちょいちょいキャラクターたちが登場し、
気さくにゲストたちとの記念撮影に応じてくれる。
写真左:ユニバーサルスタジオシンガポール
写真中:人気者のカンフーパンダ
写真右:ぜひ、ご一緒したい! マリリンモンロー
エリアもアトラクションも、映画の世界を忠実に再現しているのが
ユニバーサルスタジオの面白いところ。
リバーボートに乗って、映画マダガスカルの世界へと出掛けて行く
クレートアドベンチャーは、登場するキャラクターになったかのように
楽しむことが出来る。
写真左:映画のワンシーンにもあるバオバブの木
写真中:映画マダガスカルの登場キャラクターたち
写真右:平日であれば、待つことなくアトラクションを楽しむことが出来る
チリクラブ。それは、シンガポールの名物料理の1つ。
主に、マッドクラブと呼ばれるカニを丸ごと1杯茹で、
そこにトマトベースのピリ辛ソースたっぷりとかけた絶品料理。
美味しいチリクラブのお店については諸説あるものの、今回はセントーサ島にある
シンガポールシーフードリパブリックというお店で、チリクラブを食す。
このお店は、その名が表す通り、シンガポールのシーフード料理の名店。
日本にも上陸し、東京や大阪にも店舗がある。
チリクラブの鮮度は抜群。なぜなら、オーダーを受けてから、生きているカニを
さばいて料理し、ゲストの食卓へ提供しているから。
誰と行っても“やっぱり無言になる”カニ料理。ましてや、チリクラブならなおさら。
絶品の料理を前に、しばしの歓談を忘れて、美味しいチリクラブに舌鼓を打とう。
写真左:セントーサ島にあるシンガポールシーフードリパブリック
写真中:鮮度抜群の料理を提供しようとするまさにその瞬間
写真右:いろんな意味で言葉を失うほどの逸品 チリクラブ
聞くところによれば、東京23区と同じくらいの大きさのシンガポール。
チョットの休みを利用して、“弾丸”で行くことも出来るシンガポール。
今回の旅では、その魅力を充分に楽しんだものの、
まだまだ行ってみたいところがたくさんあるのもシンガポール。
結局、マリーナベイサンズへは行かなかったけど、充分に満喫したシンガポール。
そして、“また行きたい”シンガポール。