ロミオとジュリエットのモデルとなった街、ヴェローナ。 中世の趣を残すこの街が、どのような歴史をたどってきたか、 また現地に行ってはじめて知った観光ポイントも交えながら その魅力をお伝えします!
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8:24 メストレ(Mestre)発 ↓ RGV2706 ↓ 9:38 ヴェローナ・ポルタ・ヌオヴァ(Verona Porta Nuova)駅着 ベネチアの本島に渡るひとつ前の駅、メストレ駅を出発。 1時間半弱列車に揺られてヴェローナ・ポルタ・ヌオヴァ駅に到着しました。 ヴェローナ・ポルタ・ヌオヴァ駅からは、バスで市街地に向かいます。 まずは「TABACCHERIA」(駅構内のキオスクのようなお店)にて 現地スタッフにバスのチケットを買ってもらいました。 外に出て、B1番のバス停から出るバスに乗ります。 切符の買い方やバスの種類など 現地スタッフが案内してくれるので 安心して市内に向かうことができました。 市街地までは徒歩でも15分ほどなので 体力に余裕のある方は歩くのもいいですね!
ヴェローナの中心であるブラ広場でバスを降りると、 アレーナ、市役所を一気に見渡すことができます。 ここで豆知識。 市役所には、4つの旗が掲げられています。 向かって1番左の旗が、ヴェネト州の州旗です。 ベネチア共和国の国旗であった 羽の生えたライオンがモチーフになったものです。 7世紀から1797年まで続いたベネチア共和国は 歴史上もっとも長く続いた共和国であり、 「アドリア海の女王」などと呼ばれ、栄えました。 続いて左から2番目がイタリアの国旗、3番目がEUの旗です。 最後に一番右がヴェローナの旗です。 この旗は新しいものだそうで、 もともとの旗は赤地にはしごの絵が描かれているものでした。 もともとヴェローナを統治していたスカリジェリ家が 「階段」を意味する名まえであったことに由来して このような旗が使われていたとのこと。 街中では旗だけでなく塀にもはしごの模様が見られます。 隠れミッキーのように探してみてください!
市役所の隣にある円形の建物が、コロッセオ!、、、ではなくアレーナです。 見た目もローマのコロッセオにそっくりで、用途も同じだったそうです。 ですが実はコロッセオよりも50年ほど前に作られたもので、アレーナの方が先輩なんです。 今は夏の野外オペラ劇場として使われているので、興味のある方はぜひ見に行ってください。
アレーナからジュリエットの家に向かう道が、マッツィーニ通りです。 この通りは中世の建築物はそのまま残しながら、 最新のブランド店が立ち並ぶ、新旧融合された通りです。 上を見上げれば中世の美しいレンガ造りの家々が楽しめる一方で、 建物の一回ではブランド物のショッピングが楽しめる、一石二鳥な通りです。 マッツィーニ通りから枝分かれする細い路地は、今も中性の雰囲気を残しており、とても絵になります。 自分のお気に入りの路地探しもオススメです。
「エルベ」とは薬草の意味。 こちらは、薬草に限らずハーブ、野菜などが売られる商人の市場でした。 現在も市場が開かれ、お土産やフルーツなどの屋台でにぎわっています。 この広場にも豆知識がひとつ。 広場の出口のひとつに、骨がぶら下がっているゲートがあります。 ヴェローナでは鯨の骨から薬を作っていたことにちなんで、 鯨の骨をゲートにぶら下げたそうです。 このゲートには、罪を犯したことのない人間が通ると 骨が頭に落ちてくるという言い伝えがあります。 ですが、今までに落ちたことがないということは、 どんな人も罪のない人はいないことを意味している、 との深い言い伝えがあるそうです。 鯨の骨を見つけて、落ちてくるかどうか試してみてください!
「ロミオとジュリエット」のヒロイン、 ジュリエットのモデルになった女性が住んでいた家が公開されています。 中庭にはジュリエットの銅像があり、その前には長い列ができていました。 というのも、ジュリエットの右胸に触ると 恋愛成就のご利益があるという言い伝えがあるため、 観光客がこぞって写真を撮りにくるのです! 私もしっかりご利益を受けてきました。 ちなみに、実はロミオの家もあります。 ロミオのモデルになった男性が住んでいた家ですが、 一般公開はされていないので外観だけお楽しみください!
たくさん歩いておなかがすいたので、 ロミオの家とつながった所にある 「Osteria al Duca」でランチタイムです。 このお店は、ロミオの家の一部にあり、 ヴェローナの郷土料理が楽しめるお店です。 今回は、前菜(PRIMI PLATTI)とメイン(SECONDI PLATTI)の セットを頂きました。 前菜として 「パッパルデッラパスタ(平たく幅の広いパスタ)の鴨肉ミートソース」 メインには 「ゴルゴンゾーラときのこのポレンタ(とうもろこしの粉に 水またはスープを加え混ぜて火にかけ練り上げたもの。 北イタリアの郷土料理。)」 を頂きました。 他にも馬肉を使ったお料理が多くあるなど、 郷土料理を幅広く楽しめるお店でした。 なんといっても日本語メニューがあるのが魅力的です。 ひとつ難しいのが、お手洗いの洗面台。 水の出し方がわからなかったら、足元を探してみてください。 ペダルを踏むと水が出ます。斬新ですね!
ここはぜひ行っていただきたい場所です! おなかいっぱい食べても大丈夫、 サン・ピエトロの丘を登れば食後の運動にぴったりです。 ロミオの家からピエトラ橋を北上していくと、 サン・ピエトロ城が見えてきます。 このお城を目指して上っていくと、 丘のてっぺんにたどり着くことができます。 S時に曲がるアディジェ川、色や高さのそろった家々が一望できます。 このてっぺんからの景色が素晴らしいのはもちろんのこと、 そこにたどり着くまでの町並みがとても美しいので必見です。 なお、サン・ピエトロの丘に上るには小さいケーブルカーも開通しています。 片道1ユーロで利用できますので、 徒歩が難しい場合でも簡単に景色を楽しめます!
この橋は、赤レンガの高い欄干が特徴的な橋で、 第二時世界大戦の消失後修復されたものです。 欄干に上ることもでき、ここからもヴェローナの風景が楽しめました。
帰りも、行きにバスで到着したブラ広場から駅に向かいました。 行きは 16:21 ヴェローナ・ポルタ・ヌオヴァ(Verona Porta Nuova)駅発 ↓ RVG2723 ↓ 17:36 メストレ(Mestre)着 行きと同じ路線でメストレ地区に無事戻ってきました。
今回はヴェローナの観光地へのアクセス・歴史と共に、 豆知識をお伝えしました! 歴史や豆知識を知った上で街歩きをすると、 見るポイントが増えて楽しさが倍増です! 宝探しのような気分で細かい歴史の名残を探してみてください♪♪