南イタリア紀行 カプリ島編 | イタリアの旅行記

支店
渋谷
福岡

南イタリア紀行 カプリ島編

エリア
カプリ島
/イタリア
テーマ
街歩き
時期
2007/6/14~2007/6/14
投稿日
2007/7/14
更新日
2019/6/24
投稿者
本社スタッフ

 ローマからのオプショナルツアーでは弊社でも一番人気のカプリ島観光ですが、ローマからだと往復の移動に時間がかかってしまうので、島内での滞在時間はかなり短め。ですから、カプリ島をより楽しむためには宿泊することをお薦めしてはいますが、・・・・。  夏のカプリ島のホテルは高いし、予約がなかなか取れません。それに、スーツケースを持って船やらケーブルカーやら乗るのも面倒くさいなぁ~と思ってしまいませんか?    そんな時のカプリ島攻略方法! 日帰りは日帰りでも、カプリ島滞在時間がナ・ン・ト、10時間!これならカプリ島も充分攻略可能!!ということで、そんなカプリ島・終日!満喫!疲労!日記の始まりです。 カプリ島情報

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  • カプリ島への道のり その1

    ■■朝7時にホテルを出発!■■

     ナポリからカプリ島への船は「ベヴェレッロ港」か「メルジェリーナ港」から出ています。今回は、船の便数が多くて、ナポリ中央駅からも近い、「ベヴェレッロ港」を利用。
    中央駅のガリバルディ広場からは、路線バス(R2線)にてムニチーピオ広場まで。時間にして15分ほど。路線バスの切符はターミナルのオフィスで買います(1ユーロ)。今回は、週末だったので、1日券(2.5ユーロ)を買いましたが、結果的に往復しか利用しなかったので、0.5ユーロ損しちゃいましたが、いちいち切符を買わなくて済むので楽と言えば、楽ですね。
     ムニチーピオ広場からベヴェレッロ港までは、徒歩で5分ぐらい。ヌォーヴォ城を見ながら、海沿いに歩けばすぐにフェリーターミナルです。

    写真 左:中央駅前ガリバルディ広場前のチケットブース
    写真 中央:路線バス。バスに乗ったら、刻印を忘れずに!
    写真 右:ムニチーピオ広場のバス亭。こんなに立派なバス停は珍しいです!

  • カプリ島への道のり その2

    ■■08時10分ナポリ発、09時00分カプリ島着■■

     「ベヴェレッロ港」についたら、船の時間をチェック!船会社もいろいろあって、船のタイプや料金もマチマチ。事前にある程度、時間を調べておいたほうがいいですね。 カプリ島の観光局 のサイトで、詳しい時間がわかります。
     港は、鉄道駅のように乗り場がいくつもあって、結構、混雑していますが、乗る前にクルーの人たちがちゃんと教えてくれるので、乗り間違いはまずないでしょうね。

     だいたいこの辺りから、気持ちが高揚しはじめていました・・・。いよいよ、カプリ島へ向けて出発だぁ~!

    写真 左:フェリーチケット売り場の時刻表。いろんな所に行く船があるなぁ・・・
    写真 中央:フェリーチケット売り場。会社毎にズラッ~と並んでいます。
    写真 右:今回の乗った高速船。揺れも少なく、乗り物酔いする私も平気でした!

  • カプリ島への道のり 完結編

     船に乗り込んでは見たものの、外があまり見えずちょっとがっかり気味・・。結局、忙しく働いているクルーたちを横目に、流れ行く景色を甲板で眺めていました。風が気持ちぃ~!!!(ちょっと寒いけど・・・・)

    写真 左:高速船内。意外と広々。そして、意外とつまらない・・・・。
    写真 中央:去り行くナポリ・・・・
    写真 右:近づくカプリ!!

  • カプリ島到着!!

    ■■09時!カプリ島・マリーナグランデ到着■■

     マリーナグランデ着。港の周りには、カフェやレストラン、お土産物やずら~と並んでいました。海の家っぽいっ!
     さて、この港からは、
    ケーブルカーで「カプリ」町へ行く人たち、
    路線バスで「アナカプリ」町へ向かう人たち、
    モーターボートに乗り換え【青の洞窟】へ向かう人たち、
    におおよそわかれます。(ごく稀に、海の家へ直行し、ビールを一杯!という輩がいるとか、いないとか・・・・)

    写真:マリーナグランデ

  • いざ!青の洞窟へ!その1

    ■■青の洞窟観光へ■■

     さて、カプリ島について語るなら、青の洞窟を見ないことには始まらない!ということで、早速、青の洞窟へ向かうことに・・・。見れるかなぁ~、大丈夫かなぁ~と、結構、ドキドキものです。
     それも当然、青の洞窟は、入口の高さが低く、手漕ぎの小さなボートに乗って入場するので、海が穏やかな時にしか入ることが出来ません。海が荒れやすい冬季は入れない日がほとんどですし、夏季であっても、5日に1度は入場が出来ないと言われています。知っていましたか?
     さて、その青の洞窟への行き方ですが、ナポリからの船が到着するマリーナグランデから比較的大きなモーターボートに乗って海から洞窟前まで行く方法と、アナカプリから路線バスに乗って、陸から洞窟前まで行く方法と、2つの方法があります。
     今回はというと、マリーナグランデから路線バスで一度、アナカプリの町まで行き、そこからバスを乗り換えて、洞窟前まで行く「陸ルート」を選びました。ボートで行く方が確実に早いとは思いましたが、陸ルートを選んだ理由がちゃんとあるんです!じゃぁ~ん!
    1)ボートだと船酔いが心配・・・(そんな個人的なことかっ!)
    青の洞窟までは、ほんの20分ぐらいですが、世界中で有名な洞窟のこと!洞窟前は、入場待ちの人だかり(船だかり?)が・・。自分たちの順番はモーターボートの上で待つことになるのですが、その待っている間が結構揺れるのです。今回も待っているボートの上で酔っている日本の団体ツアーの人たちが大勢いました。

    2)アナカプリ観光に便利!
    モーターボートで洞窟へ向かうと、帰りも同じボートでマリーナグランデへと戻ってきます。アナカプリへは、またマリーナグランデからバスで向かわないといけません・・・。時間のロスですよね。
     と、いうことで、まずはアナカプリへ!カプリ町への往復1回のケーブルカーを含む1日バス乗り放題券(6.7ユーロ)はマリーナグランデの切符売り場で確保!

    写真 左:マリーナグランデの切符売り場。帰りの船のチケットもここで買います。
    写真 中央:バス乗り場。
    写真 右:バス乗り場前の公営パブリックビーチ。こんなところでも、水が透明できれいでした。

  • いざ、青の洞窟へ!その2

     港からアナカプリに到着したら、今度は青の洞窟行きのバスに乗り換えます。バス停のある広場が違うので、ちょっとだけ歩きます。バス停の案内はなかったような・・・。でも大丈夫です。お店の人でも観光客でもその辺の人に聞いたら、きっと誰でも教えてくれます。なんせ、世界の【青の洞窟】行きのバスですから!
     そんなことで、私も簡単に青の洞窟行きのバス停を見つけることはできました。まぁ、道が2本しかないので迷うこともないです。
     さて、しばらく青の洞窟行きのバスを待っていましたが、なかなかバスが来ず、ガイドブックを眺めていたら、気になるガイドを発見!
    「バスで約15分、徒歩で約1時間」
    「んっ?歩ける?・・・・・」

    決まりっ!

    軽くハイキングすることにしました。

    写真 左:アナカプリの青の洞窟行きバスが出るバス停。
    写真 中央:青の洞窟までの道のり途中。下りなのでそんなに疲れませ~ん!
    写真 右:海が間近に迫ってきた!海がこんなに碧いなんて・・・。

  • 神秘の光!青の洞窟!!

     歩くこと50分ぐらいだったでしょうか、とうとう、青の洞窟への階段を発見!(そこはバスの終点でもあります)はやる心を抑えられずに、早速、階段を下りていくと、そこにはっ!

    入場待ちの船、船、船・・・

    げぇ~・・・ 
    (入るのに、何分かかるんだろう)

     まぁ、並ぶしかないですよね。どこかの口コミで見た「洞窟への入場の際は、ボートよりも階段(陸ルート )の方が待ち時間が短い。」と言う信憑性のない情報を信じて、行儀良く待っていました。
     結局、待ち時間については何とも言えませんが、ボートでやって来た人たちが揺れる船の上で、気分悪そうになって待っているのを見ていたら、それだけで階段で待っていられる陸ルートを選んで正解だったな、とは思いました。
     実際の待ち時間は30分ぐらいだったでしょうか?いよいよ、自分たちが小船に乗る瞬間が来ました!1つの船には船頭さん以外に、だいたい3~4名乗り込みます。私たちも他の観光客の方と一緒に4名で乗らされました。(5~6名乗せられている船もありました・・・)
     船に乗ると、全員が仰向けになります。とにかく洞窟へ入場する入り口が低く、そうでもしないと頭をぶつけてしまうからです。うつぶせでもいい気がしますが、どうして仰向けなんでしょうね。他の人たちが、そうやって船に乗り込んでいる姿を待っている間に階段の上から、面白おかしく見ていましたが、自分も見られているんだなぁ~と思うと、ちょっとはずかしかったです。
     この船代4.5ユーロのほかに、青の洞窟は入場料が4ユーロかかります。このお金は入場する前に、船頭さんが洞窟前に浮かんでいる少し大きな船につけてくれますので、そこで支払います。
     さて、さてお金も払っていよいよ、洞窟内に進入開始っ!!!

    写真 左:洞窟入り口前。
    写真 中央:日よけのある船で入場料を払います
    写真 右:ボートで来た人たちは、海の上で揺られながらひたすら順番を待ちます。

  • 青の洞窟

     とうとう、見れてしまいました・・・
     海面下から太陽光線が入り、透き通った水を通ることで、このなんとも言えない神秘的なブルーに光り輝くのだそうです。
     洞窟内では、船頭さんがサンタルチアを歌ってくれたり、写真を撮ってくれたり、陽気に振舞ってくれたので、気分上々!
     実際は、船を降りるときにはチップのことで色々と問題が起き、嫌な思いをする人が結構いるみたいですけど、私は納得の金額で普通に折り合いがつきました。折り合いがつくというのもおかしな話かもしれませんが・・・。

  • アナカプリ散策

    ■■13時・昼食とアナカプリ散策■■

     無事、青の洞窟を見学後はアナカプリの町へ。さすがに帰りはバスに乗って戻りましたが、既にお腹はぺこぺこ。朝食時間よりも前にナポリのホテルを出発したので、それもそのはず・・・。そこで、まずは腹ごしらえ。カプリで「カプレーゼ」を食べない訳にはいかない、と、とりあえずはカプレーゼ。そしてこれまたカプリ名物のレモンをふんだんに使ったレモンソースのパスタ!
    美味かったなぁ~!!
     昼食後は、アナカプリをブラブラと散策。カプリに較べたら、観光客は少なめでした。そして、ショッピングと言っても、ブランド品のお店がある訳ではなく、陶器やお土産やさんが、ちょこちょこと・・・。だから、なんとものんびりと、落ち着いた雰囲気の町でした。(同行の女性スタッフは、カプリよりもこちらのアナカプリの雰囲気の方が好きだそうです。私はと言えば・・・リゾートの雰囲気があって、どっちでものんびりできるので両方好きです!)

    写真 左:陶器屋さん。ポップな色使いの大皿が多いです。
    写真 中央:アナカプリのメインストーリート。
    写真 右:サンミケーレ教会。内部のマヨルカ焼の床は必見!

  • ソラーロ山

    ■■ソラーロ山よりカプリ島を眺めてみる■■

     アナカプリからなら、カプリ島で最も高いソラーロ山へとリフトで簡単に登ることができます。頂上から見るカプリ島の眺めは圧巻!!

    写真 左:アナカプリの町並み。
    写真 中央:ソラーレ山頂には、ちょっとしたカフェがあって、そこで絶景を見ながらのんびりとお茶ができます。
    写真 右:カプリの町並み。

  • 健脚向けのハイキングコース!

    ■■15時、今度はハイキングコースへ!■■

     青の洞窟、ソラーレ山、アナカプリを散策した後は、バスで一旦、カプリへ。だいたい20分ぐらいの道のりでしたが、この途中の眺めも結構綺麗でした。
     カプリから今度はハイキングコースへ!またまた歩きです。青の洞窟への歩きで、既にふくらはぎが張ってきていましたが、きれいな景色があるなら、行くしかないっ!(こうなると、”自分はまだまだ若いんだ”という意地ですね、あとから思えば・・)
     カプリの町は人も多くてちょっとした都会だったのですが、5分も歩いていくとすぐに人はいなくなり・・・・。意外と健康的な人って少ないのね、とか思いながらも、トラガラの展望台、天然のアーチと巡りました。時間にして、約1時間半。オフィスワークで言えば、1週間分の疲れ、といったあたりでしょうか。
    それでも、心地よい疲れと、美味しいビールを迎え入れるための喉の渇き、
    そして、感動的な景色が1年間分!!

    写真 左&中央:トラガラの展望台からの眺め。
    写真 右:ハイキング途中に見つけた秘密の入り江。何気にプライベートヨットがたくさんいます。

  • 天然のアーチ

    写真 左:ハイキングコースの道のり。結構険しいっ!!
    写真中央:マトロマーニアの洞窟。カプリ島三大がっかりの1つに勝手に指定。
    写真 右:天然のアーチ。ここは絶景!!洞窟のがっかりを無事、挽回!

  • 今度は、カプリ散策

    ■■17時、カプリ散策■■

     カプリの町へと戻った後は、ウンベルト1世広場のカフェでちょっと休憩。アイスカフェオレ1杯が6ユーロ。ユーロ高の影響もあるのだろうけど、やっぱり高っ!!さすがに、世界のセレブが集まる島の中心だけのことはある。銀座の一等地よりも遥かにセレブが集まるところだと思えば、納得もするけど・・・。

     カプリの町は、このウンベルト1世広場を中心に広がっています。ここから続くメインストリートには、観光地らしいジェラート屋さん。がっ!そのすぐ先は、右も、左も、前も、後ろ、も「フェラガモ」、「フェラガモ」、「フェラガモ」・・・・。庶民のマクドナルドだって、こんなに並んでいるところを私は見たことがない。さすがだ・・・。そして、ここは正真正銘イタ~リアだっ!

    写真 左:ウンベルト1世広場。マリーナグランデからのケーブルカーはここに到着します。
    写真 中央:ジェラート屋さん。どれにしようかなぁ~
    写真 右:メイン通り。アナカプリとは違って、高級ブティックが目立ちます。

  • カプリ・写真館

    写真 左:カプリと言えば、トマトにレモン!まさにカプリを売っているような八百屋さん。
    写真 中央:カプリ島のタクシー。幌のついたオープンカースタイルです。
    写真 右: デラックスホテルのエントランス。さすがに、リゾートしています。この日は結婚式の準備をしていました。

  • さようなら、カプリ島!

    ■■19時カプリ島出発■■

     まだ日は高く、最終の船は21時ぐらいまではありましたが、そろそろカプリ島を後にすることに・・・。(歩き疲れて、早くホテルに戻りたくなったしまいました・・・)
     さようなら!カプリ島!!
     帰りも高速船で約50分で、ナポリへ到着。来たときとは逆の方法でナポリ中央駅付近の滞在先へと戻り、晩酌へと、夜の街に繰り出して一日の終了です。
      しかし疲れた1日でしたが、充実感、200パーセント!

  • おまけの写真館

    写真 左:マリーングランデとウンベルト1世広場を結ぶケーブルカー。
    写真 中央:ランチのレストランで食べたもの(何って言うんだろう?)。とっても美味しかったです。ちっちゃい方です。
    写真 右:夜ナポリにて。陽気でノリノリで写りたがりの店員さんとイタリアビール。