サンマリノ共和国はイタリアの中にある小さな共和国。
世界で5番目に小さい国だそうですが、国連に加盟していて国連本部では国旗がはためいています。
その世界で最も小さな独立国はイタリアにはローマの中に位置している「ヴァチカン市国」もあります。カトリックの総本山ともいえる「サンピエトロ寺院」があるので、ローマに行かれた方は必ずと言って良いほど訪れるところであり知名度もかなり高いです。
実は今回私は「サンマリノ共和国」という国を初めて知りました。
なんとなくイタリアにある別の国ということだけを知り、ガイドブックやインターネットで調べた情報が少なくて、訪れる前は少々不安でした。
しかし実際訪れてみて、あの素晴らしい絶景に・・・ただ口を開けて見ているほど感動しました!
そんな「サンマリノ共和国」が一体どんな国であったかご紹介させていただきたいと思います!
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標高755mの険しいティターノ山に築かれ、総面積はわずか61km2で人口は約30,000人のサン・マリノ共和国。
どうやら街が1つの国家になっているため国民全員が仲良く知り合いでもあり、裁判官は外人が勤めなければならないというユニークな国だそうです。
そのサンマリノに行くためには、ボローニャからESスター(イーエススター)乗車でリミニへ。
リミニ駅前からバスに乗車して約50分くらいで到着します。
リミニ駅前のインフォメーションではバスの時刻表が置いてあるので、チェックしておいたほうがよさそうです。
ちなみに夏期はバスは1日11本、約1時間置きに運行されます。
(写真:左)遠くから見た要塞は、ディズニーのお城のようで感動です!
(写真:中央)建物というか城壁、斜面に沿って建っています
(写真:右)旧市街への入口
サンマリノの見るべきところは、歩いて回れるところばかりです。
まずはサンフランチェスコの門をくぐり、旧市街地に入っていきます。
ちなみに旧市街地は、サンフランチェスコ門から車両通行禁止になっています。
観光は徒歩で石畳が続く細い道を登らなければいけません。
外観は城壁に囲まれていますが、旧市街地に入ると、どこから見ても素晴らしい外界の絶景が見ることが出来て、感動の嵐です!!!
(写真:左・中央)地平線に見える山を越えるとトスカーナ地方だとか、天気が良いと絶景が!
(写真:右)この場所からすべて坂道になるので、歩きやすい靴で!
(写真:左)国旗マークが入った郵便ポスト
(写真:中央)どうやら銀行の案内らしいけど可愛いですね
(写真:右)これは平和を祈っている銅像のようです
街中は小道の両側に、たくさんのお店が並んでいます。
ここでは消費税がないようですので、イタリアより物(タバコやお酒など)が安く買えるのがお得なんです。
坂道にたくさん連ねるお店の商品には、可愛い小瓶のレモンチェロやワインやサンマリノのコインやら切手が売っていました。
また坂の上になるほど商品は、安くなっていましたので頂上付近まで我慢してみて下さい!
(写真:左)可愛い瓶のレモンチェロ
(写真:中央)サンマリノのコイン
(写真:右)サンマリノの切手
旧市街から5分くらい歩いたら、中央に自由の女神みたいな銅像を発見します。
その正面は、政庁舎があります。
1894年にネオゴシック様式で再建された政庁前は、有名なカフェやレストランなどあるために、たくさんの観光客で賑わっていました。
私は時間がなくて出来なかったですが、すぐ近くにあるインフォメーションで
サンマリノ共和国への有料ですが入国スタンプを押してるようです!
記念に押してはもらうのはいかがでしょうか?
(写真:左)銅像と政庁
(写真:中央)政庁前
(写真:右)政庁内のかっこいいライオン像
政庁内は1階に紋章が飾られており、2階は大会議室になっていて、たくさんの興味深い素晴らしい絵が飾られていました。
またここでは1時間置きに衛兵交替式が行われます。
(写真:左)凛々しい衛兵さんと写真を撮ってもらえます
(写真:中央)2階にあります会議室
(写真:右)キリストの絵も見物です
政庁から5分ほど歩くと、サント教会があります。
この教会の柱は時期によって夜、素敵なライトアップをしているようです。
さらに登っていくとロッカ・グアイタ(第一の塔)に到着します。
塔は全部で3つあり、、共和国の国旗のモチーフにもなっています。
3つの塔の間は、ちょっとしたトレッキングコースになっています。
いづれの塔からは、はるか彼方まで景色を一望できて、時間を忘れていつまでも見たい景色に出会えます。
今回は時間が全くないので1つの塔しか見ることができないことが非常に残念でしたが、是非時間に余裕をもち1泊されることをお勧めしたいと思いました。
(写真:左)サント教会
(写真:中央)ロッカ・グアイタ
(写真:右)ロッカ・グアイタからの景色
サンマリノから帰りの電車へ乗り替え時には、ちょっと時間を作ってリミニの市内観光をしませんか?
リミニは、意外とお勧めスポットです!
リミニは日本ではほとんど知名度が少ないですが、まさにイタリアのマイアミのようなアドリア海に面したリゾート地であり、夏はヨーロッパの観光客でごった返している場所でした。
鉄道駅の正面、南西に広がるのが旧市街地で、駅反対側には美しい砂浜のビーチが永延と続いています。
駅から旧市街中心トレ・マルテーリ広場までは徒歩5分程度で着きます。
旧市街は歩行者天国になっていて車の進入は禁止されています。
また広場近くには未だ未完成のマラテスティアーノ寺院や、南東にはアウグスト門、北西には白い巨石を積んだティベリオ橋が架かっています。
そのひとつアウグスト門は,ローマから延びるフラミニア街道の終点であり,また北へ向かうアエミリア街道の出発点を示すものだったとのことです。
またこの大きな門はクリスマスから年明け、主顕節まで特色のあるキリスト生誕の模型などが置かれる他、レーザー光線での演出などもあるようです。
(写真:左)駅から旧市街へ行く道
(写真:中央・右)アウグスト門
礼拝のためたくさんの人々が入っていた未完のファサードを見せるマラテスティアーノ寺院。
この寺院の外観の壁画は、とにかく変わっていて面白いスタイルでした!
ローマ様式を汲むアーチのデザイン、白い綺麗な大理石できっちりと組まれた外壁の中に、前面中心の上部からレンガ造りの教会の一部になっている場所がなんとも不思議でした。
ここにはピエロ デラ フランチェスカ作の「シジスモンド・マラテスタの肖像」絵画があり有名です。
(写真:左)旧市街の中心の時計台
(写真:中央)マラテスティアーノ寺院外観
(写真:右)マラテスティアーノ寺院内
5つのアーチから成る堅牢なティベリオ橋は,イストリア産の白い石材で建設されており、海水に強く,ヴェネツィアの地盤にも使われているそうです。
この橋付近は、晴れているとどこから写真を撮っても水面に橋が反射され素敵に映ります。
また橋は写真(写真:右)では分かり辛いのですが、よく見ると橋の水路となる穴が右から左へと多く作られています。
また橋を渡り切ると、なぜか飼育された孔雀が数羽いて写真を撮らしてくれます。
もちろん有料ですが・・・、是非記念に取られたい方は橋と孔雀の素敵なコラボレート写真を撮ってみてください。
(写真:左)橋の上からとった町並み
(写真:中央)なぜか居る綺麗な孔雀
(写真:右)ティベリオ橋
最後のリミニ観光スポットは、ヨットハーバーからの夜景で決定です!!!
ここから見る夕日は、最高に美しく来てよかったと思うこと間違いなしです。
とにかくたくさんのヨットがある中で、地元の人で賑わっていてワインやシャンパンを片手に魚介類を食べる店などありました。
また少々お値段が高そうだけど、夕陽を見ながら食事が出来るお洒落なレストラン「ロックアイランド」もあり、ハネムーン旅行にも穴場のお勧めの場所だと思いました。
(写真:右)この先が防波堤です
(写真:中央)たくさんのヨット
(写真:左)素晴らしい夕日にうっとりします
リミニには、美味しい魚介類が食べれるレストランがたくさんあります。
そのひとつ、「BAR RESTRANTE COTTI E CONDITI」で食事をしました。
店内は地元客が多くて、1品1品ボリュームがありますが、食の細い日本人でもすべてペロッと食べれちゃうほど新鮮な食材を使った美味しい料理ばかりでした。
とくに私のお気に入りは太麺の魚介のパスタは、最高でした。
またこれを食べるだけに訪れたいくらいお勧めのレストランです!
(写真:左)山盛りに出来たムール貝
(写真:中央)お勧めの魚介のパスタ♪
(写真:右)色々な魚のフリッタ
サンマリノには、「COLLEZIONE MARANELLO ROSSO」というフェラーリの永久展示場があります。
ここはとにかくフェラーリ好きには、たまらない場所であると思います。
フェラーリの車見学以外に、フェラーリの歴史の簡単なビデオを見れたりフェラーリオフィシャルグッツなど販売しております。
フェラーリをそこまで知らなくても、カッコいいたくさんの車があるので楽しめるかと思います。
是非興味がある方は、訪れてみて下さい。
(写真:左)ミュージアムの看板
(写真:中央)車の構造過程が見れます
(写真:右)案内してくれる方は、みんなイケメンでした★